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新年明けましておめでとうございます。お年玉を貰う年から、あげる年になってしまった今日この頃です。クリスマスから一週間でお正月、子供のころを懐かしく思います。前回のお正月コラムではクイズなんかしたなあと近い昔も懐かしんでおります。
さて今年最初のコラムになりました。前回はインプラントの話をしましたが、今年のはじめはインプラントとは切っても切れない滅菌のお話をしたいと思います。滅菌、殺菌、除菌、消毒さあ、あなたは違いがわかりますか?このほかにも細かいカテゴリーに分かれていますがここでは大雑把にお話しましょう。一番強力なのはどれでしょう?
答えは滅菌です。読んで字の如くすべてのウイルス、細菌を死滅させることで一番強力です。殺菌、除菌、消毒等は広い意味ではこうこう、とか狭い意味ではこうこうとかがありまして似たような意味で使われているようです。歯科でもこの滅菌が重要なわけですがすべての行為を臓器移植等を行う外科の手術室と同等の無菌状態で行うことは現実問題として不可能です。オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)という機器の名称をきいたことのある方も多いと思いますが、一般的に歯科のミラー、ピンセットといった器具類はこれを使って滅菌が施されます。しかしすべの器具類や設備をすべてこれにかけて滅菌することはできません。そのためにいろんな消毒薬剤や使い捨ての物もあるわけですが、当院でもEO水(酸化電位水)http://www.selfmedical.jp/eo.html等も使いより滅菌、消毒レベルを上げています。オートクレーブにかけられない器具類をどうやってきれいにするかは一応厚生労働省のガイドラインなるものがあるようですが各医院まちまちで、クリアしてさえいればいいわけです。そしてこの滅菌、消毒レベルの差は数字には反映されません。つまりいくら高度なことをやっても保険では滅菌料というのはないわけです。その上工程が煩雑になり手間暇がかかるばかりでなく余分に何セットかの器具が必要になりコストまで増加します。では、もしあなたが院長なら、滅菌、消毒レベルのアップなんてやりませんか?もうここからは格好よく言えばこだわり、そうでない言い方なら趣味や好みの問題です。私が患者の立場ならそうしてほしいです。ですから出来る限りそうしたいとは思っています。実際問題、そこまでしなくても肝炎やHIVのウイルスの感染は心配する程ではありませんが念には念をといったところでしょうか。器具類だけの話ではなく、浮遊しているウイルスに至るまで具体的にどうやっているかはHPや院内掲示にも掲げてありますので興味のある方はご覧下さい。
さて面白い患者さんの話ですが勤務医時代必ず朝一番か昼一番に予約をする方がおられました。最初なら使いまわしの器具やグローブを使われる心配がないだろうということでした。昨年、一昨年と耐震偽装や食肉偽装、賞味期限の改ざんといった行為がたくさん話題になりました。それもみんなが知っている老舗の会社や企業だったわけですから多くの消費者が表示やうたい文句に不信感をもつのも無理はありません。医院の衛生面も例外ではありません。
また別の患者さんの話ですが「自分専用に器具をキープできるならその分の料金を別に払ってもいい、勿論払える範囲ですがね。」とおっしゃる方がおられました。
こちらは聞いたお話ですが、ある先生が紙コップ、紙エプロン等を昔ながらの金属のコップやディスポーザブルでないものに戻したそうです。理由はごみの量を減らしたい、いわゆる環境エコによるものだったらしいのですが、ごみだけでなく患者数まで減ってしまい再び紙コップ、紙エプロンに戻したそうです。
そのくらい多くの方が衛生面、さらには感染リスクを気にされているわけです。もっと酷な言い方をすれば「本当にその器具きれいなの?」といった疑いの目で見られているわけです。私自身が耳鼻科や内科に行っても以前はそんな風に思う事がありましたから当たり前の話なのかもわかりません。ですからより安心して治療を受けて頂く為に衛生管理をしっかりやっていますよということも具体的にアピールしていけばよいのではないでしょうか。我々が歯科医院として提供できるサービスの中にはこういったものあるわけです。
最後の「滅菌」をテーマにしたある講演会でお話されていた先生のお言葉です。
「滅菌は愛です。」
日々の仕事に忙殺(そんなに忙しないやろ〜!)されながらいろんなものを忘れてしまいがちですが、こういった気持ちを忘れずにやっていければなと思っていますので本年もよろしくお願い申し上げます。
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