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「先生、アマルガムは水銀なんじゃないんですか?」
以前歯科材料でよくつかわれたアマルガムという材料があります。内容的には水銀を主とする金属化合物なのですが、水俣病の原因になったメチル水銀とは違うものです。これを口の中にいれていたからといって水俣病にはなりません。では全く無害かというとそうでもないようです。ただ私も含め現在は歯科界でも不使用の方向に動いています。
同様に何年か前にビスフェノールAが問題になりました。ポリカルボネート製の食器などから溶出する内分泌かく乱物質として有名になりましが、歯科材料のレジンに含まれているのではないかというので問題になったわけです。これも問題なしというお達しが出され騒ぎも収束しました。
最近ではタミフルの問題が世間を騒がしていますが、厚生労働省はようやく10代のインフルエンザ患者への投与を禁止しました。しかし製薬会社はタミフルと異常行動の因果関係を未だ認めていません。シーズンが過ぎたためこの話も下火になるでしょう。
さて皆さん、世間で安全だといわれていることは本当に安全なのでしょうか?
上記でふれた事柄もわたし的には、実際のところ安全というより安全か危険かわからないが今のところは危険と証明されたわけではないからたぶん安全なのだろう、といった感じでしょうか。逆に安全と証明されたわけではないのでたぶん危険なのだろう、です。確かにわからない部分が多いのはある意味仕方ありません(本当は仕方なくなんかないのですが)。歯科に関係あることだけでなく、日常生活の中でそういったことは多々あります。その中には悪意によって捻じ曲げられているものが相当数混じっていることを私たちは認識しなければなりません。あるある大辞典ではありませんがデータが捏造されているケースも多々あるわけですし、それが捏造だと公表されているケースなんて氷山の一角なのではないでしょうか。捏造でないまでもBSEや遺伝子組み換え作物の問題から農薬たっぷりの輸入野菜、抗生物質漬けの肉や海産物、はたまた抗生物質不使用とかかれたワクチン漬けの養殖魚、別に私は「買ってはいけない」の信者ではありませんが危険であろう、また危険かも知れないものなんて書き出したらきりがありません。電磁波で携帯電話ももてなくなりますし、コンクリートのマンションにも住めなくなります。何かあるにしても影響が出るのは数十年後、また自分の次の世代なのです。こういった問題も、私がいつも言うように一人一人が自分の健康管理に気を遣うことが原点ではないでしょうか。今はそれしか方法がないと言うのが実情ではないでしょうか。
しかし薬害エイズや薬害C型肝炎では、血液製剤が当時これはやばいぞと一部で囁かれていたにもかかわらず一部の人たちの利益を優先して使い続けた結果、後に大変なことになりました。アスベストにいたっても諸外国で早々に禁止されていたにもかかわらず、業者の利益優先でだらだら使い続けて数十年後の今、大変なことになっています。こういった前例からも厚生労働省、そしてこの国全体のゼネコン談合とかわらぬご都合主義が浮き彫りになっています。当時の責任者はもうあの世で酒盛りでもしているのでしょうが、残されたものはたまったものではありません。ついでに申し上げますと同じ粉飾でもライブドアは上場廃止、日興コーディアル証券は上場維持のわけのわからぬ線引き、安部内閣と密接に絡んでいるかのように報道された後なんとなくうやむやになった耐震偽装、こんなことを続けているとますます国民の心は離れていくでしょう。と政治家の演説のようになってしまいましたのでこの辺りでやめておきますね。
アマルガムに関して私の知りうる限りで自らの見解を述べますと、何らかの形でわずかではありますが身体や遺伝子に悪影響を及ぼしているとは思います。ただだからといって、すべてのアマルガムをすぐにはずしてやりかえる必要もないと考えています。何らかの理由でやりかえなければならなくなった時に次はアマルガムを避ければよいのです。いたずらに不安をあおって無理やり自費に誘導するようなやり方はどうかと思いますし、それ以上に歯科の金属だけが悪いなどと言うことは考えにくいです。普段摂取している水や空気、食品、また家や携帯電話に至るまでアマルガム以上に気をつければならないものは少なくないはずです。考えるだけで疲れてしまいますねえ。ただアマルガムにしても、ビスフェノールAにしてもわれわれ歯科医ですら知らされていない驚愕の事実が隠されているかもしれませんからもう何を信じてよいのやら。こんな感じですので、歯医者は公害のデパートでも総合商社でもないのです。
そして水銀が悪いらしいよ、といいながら、今日も夕食にマグロや金目鯛を食べるのです。 |