第14回(07.9.1) 一年経ちました 9月は敬老の日、めざせ8020
今年の九月で当院は開院して丸一年になります。このコラムもゴールデンウイークのプラス1回を含め今回が14回目となりました。なんとかここまでやってきたなあと言うのが実感ですが、ご近所の方々をはじめ応援してくださった皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。まだまだ至らないところはたくさんありますが、気の付いたところから一つずつなおしていきたいと思いますのでご意見、ご感想がございましたらお聞かせ下さい。一年を振り返り、心より感謝、というのがこういう気持ちかなあとしみじみ感じております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
こちらでは利倉西祭りも終わり、新学期が始まったわけですが、今年は地元のお祭りにジモピーとして参加させていただきました。準備、片付けと色々大変だったのですがやってみるとなかなか面白いもので最近では味わえなくなったクラブ活動ののりでした。秋には運動会で去年同様リレーに参加することになるかもしれません。そうなった場合は応援よろしくお願いいたします。・・・ってなんのこっちゃ。
この一年、勤務医時代と仕事の内容はさほど変わりませんが、診療以外でのことをこまごま考えるようになりました。当院は地域密着型の医院ということもあってか○○さんは○○さんのご家族で、○○さんは○○さんのお隣さん、○○ちゃんと○○君は同級生・・・といった具合です。そうやって一年でだいぶ自分の中でもリンクしてきました。それに近くの畑でとれた自家栽培の野菜や旅行のお土産、驚いたのにはカブトムシまで頂いて、なんだか数年前の記憶とオーバーラップすることも多くほのぼのやってる感じです。まだまだゆっくり患者さんと話をする余裕もありますし、経営的に決して楽ではありませんが、このくらいのペースがいいのかなと考えてしまいます。
さて前回は入れ歯のお話でしたが、今月は敬老の日もあるということで8020運動についてお話します。通常大人の歯は28本(親知らずを除く)ですがこれが年を重ねる毎に虫歯やら歯周病やらで抜けていきます。8020とは「ハチマルニーマル」と読むのですが80歳で歯を20本残すよう頑張りましょうといった運動で、平成元年以来歯科医師会や行政の旗振りの元にわれわれが取り組んでいるものです。しかし実際は80歳で平均何本の歯が残っていると思いますか?確か平均で8本、つまり20本残すどころか20本失っているわけです。80歳で20本の歯を残せている方の割合は全体の10数パーセントです。これでも以前に比べてよくなってきているのです。また歯がたくさん残っている方とそうでない方では他の内科的疾患や全体の医療費に関してでも前者のほうがよりいい数字がでています。
ところで歯の寿命ですが、最初に生える大人の歯である6才臼歯、その寿命は50年といわれています。昔は歯がなくなり食べられなくなって死んでしまうというような感じでしたが、いまでは人の寿命自体が延び、歯のほうがそれに追いついていないというのが現状でしょうか?当然昔の方も歯に関しては関心が高くもう百年も前から木製の入れ歯なるものがあったようです。今では人工歯根といってインプラントもかなりメジャーになってきましたしこの先再生医療が発達すると再び歯が生えてくるといったことが当たり前の時代になるかもしれませんね。実際細胞レベルの話ではそういったことも可能になってきています。とはいえ、歯は失わないにこしたことはありません。私自身も四十数年後、8020で表彰していただけるように頑張りたいと思います。