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少し秋めいて気ましたね。そろそろあちこちで運動会のようです。
唐突ですが来年の春から後期高齢者医療制度が始まります。今の老人医療制度がこれにかわるわけですがこの制度、いったい何なのでしょう?一般の方々には名称が変わっただけのお話のようですが果たしてどうでしょう?簡単に少しだけお話しましょう。
まず後期高齢者の意味ですが、一般に65歳以上を高齢者と呼んでいます。このうち
75歳以上の方を後期高齢者、65歳から74歳迄の方を前期高齢者に分けるそうす。
そして75歳以上の方を対象に通常の今の保険からぬけてもらい、あらたにこちらの保険制度に入って下さいね、というものです。そしてここで保険料が発生するわけですが支払方法はもらえる年金から天引きされるということです。前期高齢者の方は今まで通りということですが恐怖の自己負担倍増が待ち構えています。
ここで皆さんの関心事は自分の医療費の保険料や窓口負担がどうなるのかということではないでしょうか?年齢別にまとめてみました。
75歳以上 後期高齢者医療制度へ移行(但し要保険料) 窓口負担1割のまま
70歳以上74歳迄 現行通り 窓口負担2割に倍増
65歳以上69歳迄 現行通り 現行通り
(但しいずれも現役世代並に収入があれば3割負担)
さて実際の制度の細かい部分はパンフレット等でみていただくことにして、次の春から2割負担になりますよ、ただし75歳以上はセーフ、そのかわり保険料払ってね、ということになります。結局のところ膨れ上がる老人医療費、特に入院費を抑えたいということが明白なわけです。お役人様も色々考えているのでしょうがこんな朝三暮四的な方法でうまくいくのか甚だ疑問です。なんだか煙に巻かれているようで・・・「もやっとボール」でも投げときますか。今一部の方の間では一割の間に医者にかかっておこうという動きがあるようです。確かに湿布薬などはもらい貯めができますからね。歯医者さんにかかられるお年寄りの方も、いまいち合わない入れ歯やなんとなく痛い歯の治療で先送り先送りになっている方は来年3月までにされたほうが賢明です。ただ9月末現在、医療費負担増の凍結案がでているようなので多少延びるかもしれませんよ。
これとは別の話ですが乳幼児医療費助成制度というのがあります。今回は当院が歯科医院ということで通院に限ってお話したいと思います。乳幼児(要するに子供)が治療をうけても窓口負担が発生するわけですが、少子化もあり、より子供や子育て世帯を支援しようといった制度です。実際のところを考えてみてください。0歳から15歳の子供を持つ親の年代は概ね20歳から45歳といったところでしょうか。勿論私もその中にいますが生活費の他に教育費、各種ローン、あまり使わない健康保険の支払い、そこへ窓口負担3割ですからお年寄りに負けず劣らず大変なわけです。
ところでご存知でしょうか?地域によって助成に差があることを。これは各自治体ごとのものなので一律ではないのです。例えば東京はこの10月から15歳まで医療費無料になったようです。お隣の兵庫県尼崎市は小学校3年生まで、大阪市内は6歳まで。豊中市は4歳まで。勿論月○回までは○○円とかの個々の規定はありますがちょっとそれはおいておきますね。個人的には豊中の「4歳まで」は遺憾ではありますが、大阪府下には2才までといったもっと酷いところもあるようです。これでは子供を産めないどころか医者にも安心してかかれません。歯科に限って言えば虫歯が増え始めるのがちょうど助成の切れる頃というのですから皮肉なものです。健康は「食」から、そしてその入り口がわれわれ歯科医の領域なわけですが、最近では「食育」と言う言葉をよく耳にするようになりました。この食育こそ、私自身は最高の予防医学だと思います。国をあげてこういったことに取り組んで行くことで、今後予防にウェイトを移していこうというスタンスなら大歓迎です。
これとあわせて口腔領域も含め予防的観点からのアプローチがよりしやすくなるような乳幼児医療、さらには子育て支援の更なる充実をお願いしたいところです。
先週福田康夫氏が総理大臣になり、外交政策をはじめこれまでと違った方向に行くといわれています。来月にはお隣の大阪市で市長選挙があります。羽柴秀吉さんが出馬されるかどうかは知りませんが、どなたがどんな役職につかれても未来を担う子供たちが、せめて安心して医療が受けれるような体制を築いていただきたいと思います。その為の医療制度改革ならわれわれも一肌脱ごうではありませんか。えっ、これから寒くなるからこれ以上は無理?そうです、既にわれわれは冬の時代なのです。温暖化とは無縁であります。 |